謹賀新年

あけましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


昨年は、ニュージーランドで大地震発生、東日本大震災発生、タイで大洪水発生と天災による被害が多かった年でした。都市規模の大きな被害が起きたことで、世界中で都市構造について議論し、災害に強い都市をどうやって造って行くべきかを模索しています。

年末に建築家の伊東豊雄氏の釜石復興計画のドキュメンタリー番組がありました。
ご覧になられた方も多いと思います。

釜石市は、山がちの地形でわずかな1割ほどの平らな土地に集中して住んでいましたが、今回の地震ではその平らな場所が津波の被害にあってしまいました。
津波の来ない高台に住宅を作ることは、地形的に難しい構造をしています。
釜石に安全に暮らすにはどのようしたらよいのだろうか。
こんな無理難題に対しどのように復興計画を紡ぎだしていくのか。

伊東氏は、何度も釜石市に足を運び、住民と膝を突き合わせて話し合いを繰り返し、意見を拾い上げていきます。そして希望の町のデザイン提案をします。

復興にはかなりの時間がかかってしまいます。しかし、いち早く復興の第一歩となる計画案を住民と一体となって検討し提案することが出来るのは、やはり建築家なのではないでしょうか。伊東氏の人と人とを結びつけ、建築の力で繋ぎ止めたいと言う思いは、釜石の人々に届いたと思います。

この復興計画のもう一つの重要な点は、自治体から伊東氏が支援要請を受けて行われたことです。これにより、資本ベースの復興計画ではなく、建築家が被災者の目線で計画することができたポイントだと思います。

釜石市は伊東氏の構想をベースに具体的なプランの検討に入るそうです。

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